光源の基本知識
紫外線について
紫外線(UV)とは?
紫外線は電磁波(光)の一種であり、一般的に100~400nm(※)の範囲の電磁波に対しての総称です。
このうち100~200nmの範囲を遠紫外線、200~400nmの範囲を近紫外線と呼びます。
紫外線を通称UVと表現しますが、これはUltraviolet raysを略したものです。
一般的に波長によって
紫外線(UV)-C 100~280nm
紫外線(UV)-B 280~315nm
紫外線(UV)-A 315~400nm に分けられています。

電磁波と波長帯域
DLP
DLPとは?
DLPプロジェクタが発表されてから20年余りが経ち、今ではプロジェクタに限らず、デジタルシネマや3Dプリンタ、
分光器の分野などでもDLPは使われています。
DLPとは、Digital Light Processingの頭文字をとった言葉で、Texas Instruments(以降、TI)社独自のテクノロジーが使われています。
DLPチップには、デジタル・マイクロミラー・デバイス(Digital Micromirror Device、DMD)と
いわれる反射率の高いアルミニウム製のミラーが最大で数百万個敷き詰められていて、
このミラーの傾きと光源の制御によってさまざまな映像の投影を可能にしています。

レーザー光
レーザーとは?
レーザー(laser)は「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation」の略で「誘導放出による光の増幅」を意味します。
原子核で励起されている電子に光を当てて、基底状態に戻したときに出る光を合わせ鏡で反射させて、
増幅させて強い光を発生させる装置のことです。
「レーザー」というのは光を作りだすための装置のことで、それによって発生される光は「レーザー光」です。
レーザー光は以下の4つの特徴を持ちます。
1.直進性
2.高エネルギー密度
3.単色性
4.可干渉性

UVによる殺菌効果
なぜUVは菌を死滅させるのか
病害を引き起こす細菌類は、その細胞核の中に遺伝情報をつかさどるDNA(デオキシリボ核酸)があります。 このDNAが次々とコピーされ細胞分裂を繰り返して増殖をします。生物のDNAがいちばん光りを吸収する波長と帯域というものがあり、 その帯域は260nm波長付近に持っているのですが、その波長の帯域を「DNAの光吸収スペクトル」と言います。 紫外線(UV)の病害を引き起こす細菌類への殺菌効果の波長特性も260nm波長付近にピークを持つ波形を示しておりDNAの光吸収スペクトル」と 非常に近似しており、細菌類に260nm波長付近の紫外線(UV)を照射すると、細胞核内DNAに直接作用し化学変化をおこします。 この科学変化でDNAは、コピー機能を失い増殖する事ができなくなり死滅に至ると考えられます。
UV殺菌について