エネルギー基本計画
次世代エネルギー
第5次エネルギー基本計画のポイント
世界のエネルギー情勢は大きく変化しています。
温暖化対策に関する国際的な枠組み「パリ協定」で目標として掲げられた「脱炭素化」に向け、世界では技術間競争が激化しています。
また、地政学的リスクは技術の変化によって増幅されており、さらにエネルギーに関する国家間・企業間の競争はさまざまなところで本格化しています。
「第5次エネルギー基本計画」では、エネルギーの「3E+S」の原則をさらに発展させ、より高度な「3E+S」を目指すため、4つの目標を掲げています。
- 安全の革新を図ること
- 資源自給率に加え、技術自給率とエネルギー選択の多様性を確保すること
- 「脱炭素化」への挑戦
- コストの抑制に加えて日本の産業競争力の強化につなげること
2030年に向けて
エネルギーミックスの確実な実現
エネルギーミックスについて、現在の進捗状況を振り返ってみると、まだまだ「道半ば」にあると言えます。 実現に向けた取り組みをより計画的に進めていくため、各施策を深く堀り下げ、強化していくことが求められます。
①再生可能エネルギー(再エネ)
2030年に実現を目指すエネルギーミックス水準:電源構成比率22~24%
②原子力発電(原発)
2030年に実現を目指すエネルギーミックス水準:電源構成比率20~22%
③石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料
2030年に実現を目指すエネルギーミックス水準:電源構成比率56%
④省エネルギー(省エネ)
2030年に実現を目指すエネルギーミックス水準:実質エネルギー効率35%減