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LEDトンネル照明

トンネルは山間部はもちろん、都市部でも見ることができます。国土に山地の多い日本はトンネル建設という技術は、 道路設計においてとても重要な役割をはたしています。それだけに、ドライバーの日常風景に溶け込んでいるトンネルですが、 よく見るとさまざまな工夫が施されています。

トンネルの入り口が斜めになっている理由

時折見かける入り口が斜めになっているトンネルにもその理由があるのです。 トンネルの入り口を斜めにすることで開放感が増します。 トンネル走行時にはトンネルの狭さから圧迫感を感じやすいですが、 開放感を増すことで運転手のトンネル走行時の負担を少しでも取り除こうというのが狙いです。
景色の開けた道路からトンネルに入ると、運転手の不安やストレス、疲労感を増大させる原因にもなりかねます。 運転手が判断を誤らずに安全に運転するための工夫がトンネルには施されているのです。

照明が断続的に切れている理由

トンネル内の照明は、入り口、内部、出口の3つに分けることができます。 トンネル照明の目的は、トンネル内の視認性を高め、障害物などの発見をしやすくすることで、 内部の照明は、その目的にあった配置や器具が設置されています。
トンネル内を走行していると、日中でも日が当たらない関係で真っ暗です。 実際はトンネルに照明が設置されているので、真っ暗ではありませんが、その照明が部分的に消えていることがあります。 これは、事故防止のための工夫のひとつです。
トンネル内の明るさとトンネルから出た時の外界の明るさ、これら2つをできるだけ近づけることがより安全な運転に必要であり、 そのための調整として部分的に照明が消灯されていることがあります。
照明灯に一定の間隔をあけて設置した場合、照明の真下とそれ以外では明るさに差が生まれ、ドライバーの目にはちらつきが発生し、 不快な感じをうけることがあります。それを避けるためには、光の周波数をコントロールします。 LEDトンネル照明は明るさを調整し、光度に配慮した設置方法になっています。

LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(国土交通省)

LED道路照明器具

適用基準及び規格

次の基準及び規格に適合するほか、本仕様によるものとする。
電気用品安全法
電気設備に関する技術基準を定める省令
  • JIS C 8105-1 照明器具-第1部:安全性要求事項通則
  • JIS C 8105-2-3 照明器具-第 2-3 部:道路及び街路照明器具に関する安全性要求事項
  • JIS C 8105-3 照明器具-第3部:性能要求事項通則
  • JIS C 8105-5 照明器具-第5部:配光測定方法>
  • JIS C 8131 道路照明器具
  • JIS C 8153 LEDモジュール用制御装置-性能要求事項
  • JIS C 8155 一般照明用LEDモジュール-性能要求事項
道路照明施設設置基準・同解説 平成 19 年 10 月 (社)日本道路協会
(「設置基準・同解説」)



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